▶タイトル:想師III 〜創世二人羽織〜  	想師III ~創世二人羽織~
  ▶著者:狂気太郎
  ▶発行日:2010年8月5日
   
  商品解説
   
 

 特殊能力者、想師として裏の仕事を請け負う草薙遼は、その日、東京拘置所を訪れていた。国会議員・橋見貫三から受けた「行方不明の孫娘を捜してほしい」という依頼の手がかりを、収監中のある人物から聞き出すためである。面会相手の名は、百合咲解璃《ゆりさきかいり》。彼は推定二百人以上は殺したとされる殺人鬼だった。日本全国を渡り歩き、生後二ヶ月の乳児から百六才の老女まで、老若男女を問わず殺しまくった百合咲は、実は二年前に依頼主の議員の長男一家を極めて残酷な方法で皆殺しにしている。ただ、血みどろの現場には孫娘の血痕とDNAは残されておらず、その消息はいまだ不明のいため、草薙のところに捜索依頼が舞い込んだのだ。拘置所の面会室で世紀の殺人鬼と対面する草薙。想師の力を使えば何かしら情報を得られる、はずだった。だが、目の前に現われた百合咲の異形を見て、自分の考えの甘さを痛感することとなる──。同じ頃、草薙の強大な力を危険視したキリスト教のバチカン本部が、彼の抹殺指令を下す。バチカンとの対立を望まない草薙だったが、裏で糸を引くおそるべき人物の介入により、自らの手で事態を最悪の方向へ導いてしまう。その先に宇宙開闢以来の大破局が待っているなど知る由もなく……。

 圧倒的な破壊と殺戮! 想像力の限界突破! 『想師』シリーズ待望の完結編が、電子限定の書き下ろしで登場!

 
 
 
  ▶タイトル: 暗黒童話集 暗黒童話集
  ▶著者:藤本信行
  ▶発行日:2010年7月22日
   
  商品解説
   
 

 一通のスパムメールに、健一の嗅覚が鋭く反応する――。フリーターの健一は、孤独の中でスプラッタ映画やインターネットのグロ映像に安らぎを見出し、ムカつく人間をむごたらしい手段で嬲る想像に耽っていた。そんな折りURLが記載されたメールが送られてきて……【試写会】渓流釣りに訪れた男の身に降りかかる不可解な現象の数々。暗い薮の中を何かに追い立てられるようにして辿り着いた一軒の古民家。中にいた老婆に招き入れられた玄関には、家とも老婆とも不釣り合いな一足のハイヒールが……【キタラセ・キタラセ】
 ストーリーテラー・藤本信行が紡ぐ6つの奇妙な「恐怖」オムニバス。

 
 
 
  ▶タイトル:想師II 〜悪魔の闇鍋〜 上・下巻 想師III ~創世二人羽織~
  ▶著者:狂気太郎
  ▶発行日:2010年6月24日
   
  商品解説
   
 

 都合のいい想念世界を構築し、そこから現実世界に干渉できる特殊能力者、想師。その強大な力は、抵抗できない次元から相手を惨殺できるばかりか、その気になれば、巨大隕石の軌道を変えたり、発射された核ミサイルを投げ返したり、太陽の中に敵を押し込むことさえできる。師匠・天承老師からその素質を見出され想師となった草薙遼は、常人には不可能なミッションを請け負う、その筋では名の知れた裏の仕事人だった。物語はそんな草薙の噂を聞きつけ、テレビでも有名な霊能者が持ち込んだ〈化け物退治〉の依頼から始まる……。
 地獄寺──岐阜山中にあるその寺は、心霊スポットとしても有名な廃寺だった。訪れた何人もの人間が行方不明となったのに、警察が徹底捜索するときに限って寺が見つからない。過去、幾人もの霊能者や高僧が訪れたものの、同じく行方不明になるか発狂するか手に負えないと逃げ出してしまう。業界では寺に巣食う何か強力な魔物か悪霊の仕業だとされていた。依頼を受けた草薙は、五百才の魔術師・幽螺屍奇《ゆうらしき》とともに、問題の地獄寺へと向かう。そこに、全世界を悪意と絶望で染めることとなるパンドラの箱があるとも知らずに……。

 圧倒的な破壊と殺戮! 想像力の限界突破! 『想師』シリーズ待望の第二弾が、ついに狂気太郎名義で電子書籍化!

※本書は2003年に学習研究社から発行された『想師II ~悪魔の闇鍋~』に若干の修正を行ったものです。

 
 
 
  ▶タイトル:想師 上・下巻 想師
  ▶著者:狂気太郎
  ▶発行日:2010年5月13日
   
  商品解説
   
 

 鱗のあるエイのような生き物に、燃える枯れ木のようなもの。目の前にいる異形の者たちは〈別の視点〉から見た、まぎれもない人間の姿だ。その奇怪ないでたちは彼らの性質を示していた。それは無数にある〈世界の真実〉を自分の想念により再構築したヴィジョン。視点の角度を変える技『旋視』で見ることができる。草薙遼は「想師」と呼ばれる特殊能力者だった──。
 想師として裏の仕事を請け負う草薙のところに、ある日「娘を犯して殺したヤクザをできる限り残酷に殺してほしい」との依頼が舞い込む。クソ野郎どもには死の鉄槌を下さねばならない。意識を解き放つことで、より強力な想念世界から現実に干渉できる『転視』を使い、ヤクザの組事務所に乗り込む草薙。だがそこで待っていたのは、破壊と殺戮の想師・九鬼凍刃《くきとうじん》との出会いだった。数千の死人を従える魔術師や、知識欲に魂を捧げたカバリストとの対決を経て、草薙は血塗られた宿命の相手、九鬼との世界の命運をかけた壮絶な殺し合いに挑む……。

 圧倒的な破壊と殺戮! 想像力の限界突破! 衝撃のデビュー作、ついに狂気太郎名義で電子書籍化!

※本書は2002年に学習研究社から発行された『想師』に若干の修正を行ったものです。

 
 
 
  ▶タイトル:洗脳教室 上・下巻 洗脳教室
  ▶著者:梅津裕一
  ▶発行日:2010年3月1日
   
  商品解説
   
 

 ひきこもりや素行の悪い児童を更生する野外キャンプに参加した、互いに名前も顔も知らない少年少女十二名。だが、彼らを待ち受けていたのは、なまぬるい社会復帰プログラムなどではなく、現代日本の常識では考えられない過酷な〈難民キャンプ〉生活だった。
 何も聞かされず山奥の廃校に連れてこられた十二人は、到着早々、スタッフを名乗る軍服姿の怪しい大人たちから奇妙な説明を受ける──ここは我々『白国』兵士が守る白国領土内の難民キャンプであり、君たちは『黒国』の侵攻によって国を追われた『青国』『赤国』の難民であると。用意されていたキャンプの〈設定〉は冗談めいていたが、戸惑っているうちに全員くじを引かされ、気づけば六人ずつ青国と赤国に組分けさせられていた。馬鹿げたプログラムと思いながらも遊び半分で付き合う参加児童たち。ところが、水と食料と情報が制限され、両国の対立をあおる事件が続くと、彼らは自分が日本人であったことも忘れ、青国人、赤国人としていがみ合うようになる。それはやがて、民族差別、民族対立を生み、さらには血で血を洗う○○○○へと……。植え込まれた民族意識に躍らされる十二名の運命は? そして、この狂気じみたキャンプの目的はいったい?

 人はここまで残酷になれる……鬼才・梅津裕一が放つ史上最凶のバトルロイヤル・ホラー!

 
 
 
  ▶タイトル:学校のおぞましい話 学校のおぞましい話
  ▶著者:梅津裕一
  ▶発行日:2009年10月1日
   
  商品解説
   
 

 黒根学園には、七不思議よりも怪談よりも、はるかに危険な『おぞましい話』なる噂があった。人一倍、好奇心旺盛な一年生の菅原猫美は、まるで引き寄せられるようにして、その噂の一つ『ホルマリン漬けの生首』に興味を抱く。そんな彼女の前にある日、一人の少女が現れる。大きな黒縁眼鏡に、おかっぱ頭。肌が白く、まるで人形のような顔立ち。それは関わった相手を不幸にすると言われる三年の生徒、一条ニコだった。そして、猫美に警告する。──この学校の『おぞましい話』には近づくな。だが猫美は自分の好奇心を抑えられなかった。「好奇心、猫を殺す」ということわざを、彼女は知らない……。

 怪談とは次元の違うおぞましさ! 電子限定、著者渾身の学園オムニバス・ショートホラー!!

 
 
 
  ▶タイトル:ホラー短編傑作選 兇 ホラー短編傑作選 兇
  ▶著者:狂気太郎、青山祐、Thus、梅津裕一
  ▶発行日:2009年8月6日
   
  商品解説
   
 

 どうせ死ぬならみんなの前で派手に死のう。激増した自殺者対策に政府主導で始まったスイート・スーサイド・ナイトは、公開自殺の模様を放送する国民的人気番組。そこに出演して華々しい最期を遂げるのが七瀬紗央里の夢なのだが……『スイート・スーサイド・ナイト』著:狂気太郎
 勝てば賞金一千万円。借金で首が回らなくなった秋山理人が参加したのは、二人のプレイヤーが目の前に拘束された「マリオ」と呼ばれる人間の命を削り合う悪魔のようなゲームだった……『マリオ・ゲーム』著:青山祐
 宮本くんが好きな子は誰ですか? 学校でいつからともなく流行りだした〈携帯こっくりさん〉にその質問をした日から、小松原真利のまわりでおかしなことが起こりはじめる。こっくりさんとは何なのか? 連続する怪現象との関係は? ……『召喚 ~携帯こっくりさんの怪~』著:Thus
 ガリガリに痩せこけ、強烈な体臭を放つ貝木美衣は、みんなに「怪奇ミイラ女」と呼ばれ、クラスでいじめられていた。それを見かねて注意したことから、優等生でお嬢様の則子はいじめの中心人物の洋子と貝木の自宅を訪れることになる。だが、そこで二人を待っていたのは〈世にもおぞましい物語〉だった……『怪奇ミイラ女 ─学校のおぞましい話より─』著:梅津裕一

 最凶、解禁。気鋭のホラー作家四人が贈る電子限定、絶恐ホラーアンソロジー!!

 
 
 
  ▶タイトル: シビトノクニ 上・下巻 シビトノクニ
  ▶著者:青山祐
  ▶発行日:2009年7月2日
   
  商品解説
   
 

 幼い頃に両親を飛行機事故で亡くしたマサトは、辺鄙な村に住む祖父と二人で暮らしていた。だが、十歳になったある日、そろそろ学校に通うべきだと、町の養護院に入れられることになる。最初は寂しさと戸惑いを感じていたが、施設でも学校でも一緒のアキラや、クラスで同じ班になったミキやシンジと心を通わせ、しだいに新しい生活にも慣れていった。そんな中、マサトたちが生き物係として掃除をしていた飼育小屋で、事件は起こる。可愛がっていた妊娠ウサギが他のウサギたちに惨殺されたのだ。警察や保健所はウサギが「何かの病気に感染した」と発表した。だがマサトは見ていた。死んだはずの妊娠ウサギが蘇り、仲間に復讐する姿を。それがただの病気などではないことを。しかし、その怪事件はこれから起こる悲劇の前触れにすぎなかった。そしてその悲劇すらも、絶望的な破滅の序曲でしかないのだが……。

 幼年期、少年期、青年期……死に侵された国の狂気と悲しみが主人公の成長とともに語られる、空前の暗黒ヒューマンドラマ!

 
 
 
  ▶タイトル: ダリア 〜呪いのタトゥー〜 ダリア
  ▶著者:Thus
  ▶発行日:2009年7月2日
   
  商品解説
   
 

 その店のタトゥーシールをつけると願いごとが叶うんだって──。
 一部の女子高生のあいだでまことしやかにささやかれている噂があった。学校でその話を聞いた波多野愛梨は、放課後さっそくシールが売っている雑貨屋『ドロップ』へと足を運ぶ。願いごとはすでに決まっていた。顔も背丈も体形も同じ、彼女の双子の姉妹・英莉と、差をつけること。一卵性双生児というだけでも目立つのに、ふたりはこれまでずっと服装や髪型はもちろん通う高校から部屋の家具の配置まで、何もかも〈おそろい〉にさせられてきたのだ。ジンクスでも何でも頼りたい。愛梨はもう我慢の限界だった。右腕、肩の下あたりにつけた真っ赤なダリア。それに向かって彼女は願う。それが呪いのタトゥーシールだとも知らずに……。

 三つの願いを叶えるタトゥーが双子の少女の日常を破壊する……衝撃のラスト、予測不可!

 
 
 
  ▶タイトル: デビル・ボード 上・下巻 デビル・ボード
  ▶著者:狂気太郎
  ▶発行日:2009年4月2日
   
  商品解説
   
 

 ある財界人が主催するパーティーに招かれた各界の著名人十六名。彼らが謎の老紳士から余興にと言われて参加したのは『デビル・ボード』と呼ばれる悪魔のボードゲームだった。勝者の報酬は大願成就。だが、プレイヤーたちは自分の番がくるたびにゲーム盤の世界に吸い込まれ、凶暴な猛獣、悪辣なトラップ、強大なモンスターと「生身」で対峙しなくてはならない。ゲームでの敗北はすなわち、死を意味するのだ。次々と、無残に、あっけなく、死んでいくプレイヤーたち。そんな中、ホラー小説家の洞成一《うつおせいいち》は、小説での空想体験と病的な用心深さにより、なんとか死の危機を回避していくが……。
 鬼才・狂気太郎が悪魔的な筆致で書き下ろした最凶のデスゲーム小説!

 
 
 
  ▶タイトル:コワクナイ 上・中・下巻 コワクナイ
  ▶著者:梅津裕一
  ▶発行日:2009年2月6日
   
  商品解説
   
 

 とある地方都市で突如発生した変異型日本脳炎ウイルス。それは人を高熱で冒すだけでなく、人の感情から「恐怖」を削除する恐ろしい病原体だった。その街の中学校に通う田島和人はウイルスに感染した最初の一人。もともと人一倍臆病な性格のせいでイジメの標的にされていたが、高熱で生死の境をさまよったあとは人が変わったように冷徹で残虐になり、クラスメイトたちを震撼させる。恐怖から解放された和人は、人を殺すことも、警察に捕まることも、自分が死ぬことさえ怖くなかった。何も怖くないということは、何でもできるということなのだ。一方、市内では蚊を媒介に変異型日本脳炎が瞬く間に蔓延。恐怖をなくした人間もゾンビのごとく増殖していく。それがもたらしたのは、人々が自らの欲望のままに、犯し、奪い、殺す……まさに地獄のような世界だった。そんな中、和人は中学の友人の桑原悟と御堂マキの協力を得て、自分をコントロールする術を身につける。そして、街からの脱出を試みようとするのだが……。

 怖くないのが一番、怖い! 鬼才・梅津裕一が恐怖を失った人間の狂気を描く、書き下ろしバイオレンス・ホラー!!

 
 
 
  ▶タイトル:36 36
  ▶著者:小鶴
  ▶発行日:2008年10月16日
   
  商品解説
   
 

 そのネットカフェにある〈空かず〉の36番席。女性が棲みついているとの噂だが、利用客の誰一人、その女性を見たことがない。そこは都市伝説の赤い部屋。開けてはならぬ赤い部屋──。
 スタイリストになるために大阪から上京した柴崎千春は、東京で暮らしていた恋人、高幡夕陽と一緒に暮らすことになった。憧れのスタイリスト事務所に就職を決め、彼との関係も遠距離恋愛から一気に同棲生活へ。千春には幸せの東京生活が待っている……はずだった。しかしある朝、高幡の携帯に一本の不審な電話が。聞きもしない言い訳を並べたてる彼に、千春は不信感を抱く。さらに、その日の夕方には渋谷で〈年上の美女〉と歩く高幡を目撃。それ以来、二人の関係はこじれ、千春はネットカフェ「peace maker」でしばらく寝泊まりすることに。そんな中、千春は店員にほぼ満席だと言われ、利用したことのない36番席を勧められる。そこは一人の〈女性難民〉が籠っているという噂の、一度も空いたことのない席だった。そして、店員が言った気になる一言「朝まで絶対に開けないでください」。だが、仕事で疲れている千春に、深く考えている余裕はなかった。店員に促されるまま36番席に向かい、そこで……。

 開けてはいけない扉を開けたとき、人は正気ではいられない……インターネットカフェ「36」番席で巻き起こる絶叫オムニバスホラー!

 
 
 
  ▶タイトル:死体が丘 死体が丘
  ▶著者:Thus
  ▶発行日:2008年8月14日
   
  商品解説
   
 

 住民たちは誰も近づかない、いわくつきの丘がその町にはあった。殺人を犯した人間が夜な夜なやって来ては、そこに死体を捨てていく。理由はわからない。だが、ニュースになった死体遺棄事件はすでに六件を数えた。死体が丘──その不吉で忌まわしい丘は、そう呼ばれている。
 死体が丘から一キロも離れていない中学校に通う間山昴《まやますばる》は、目の前に禍々しくそびえる丘を見るたび、いつもブルーになる。が、その日はそれを通り越して最悪だった。同級生の八代が死体が丘で肝だめしをやると言い出したのだ。立場の少し弱い昴は、当然のごとく強制参加となり、立ち入り禁止の丘に足を踏み入れる。そこで彼が目にしたものとは……?

 霊を超えた霊の恐怖が貴方の背筋を凍らせる……表題作「死体が丘」のほか、携帯世代を襲う呪いの恐怖を描いた中編『ツチクレニンギョウ』を同時収録!

 
 
 
  ▶タイトル:殺人鬼は眠らない insomniac
  ▶著者:青山祐
  ▶発行日:2008年7月10日
   
  商品解説
   
 

 女を殺して山に埋める。そうしないと眠れない。男は殺人鬼だった。どうして、こんなことをしているのか。殺したあと、男はいつも虚しさを感じる。だが、それは生きていくために必要なことだった。だから男は今日も、女を殺して山に埋める……。
 山中から発見された女性の死体。それは、ほとんど白骨化した上に、歯がすべて抜き取られていた。被害者は身元不明、証拠も一切残っていない。まだ捜査一課に配属されて間もない石崎は、先輩刑事の白石とその事件の捜査にあたっていた。当初、白石はプロの犯行を疑っていたが、ほどなくして同じような状態の第二、第三の死体が発見される。連続殺人犯の可能性ありとして石崎と白石は捜査を続けるも、依然として犯人への手がかりは掴めない。
 ──いや、石崎には『その殺人鬼』に心当たりがあるのだが。

 息をもつかせぬクライマックスを経て、物語は予想外の結末へ。衝撃のラスト1000文字が、あなたを恐怖の淵に突き落とす……。

 
 
 
  ▶タイトル:オグロサマ(黒の玉繭・朱の絹織・白のくくり糸・黄金の木)
  ▶著者:梅津裕一
  ▶発行日:2008年6月26日
   
  商品解説
   
   ある日、首にできた奇怪な痣──。
 それは、まるで小さな子供に物凄い力で絞められたかのような痕だった。知らないうちにできた傷跡が、たまたま小さな手形のように見える……そう考えるのが普通だ。しかし、小黒和彦には痣の原因に心当たりがあった。
「オグロサマの祟りかもしれない……」
 東京の大学に通っていた和彦は、5年ぶりに故郷「繭里庄」の土を踏む。自分の生家・小黒の家の特異な信仰が、首の痣に深く関係していると考えたからだ。
「ほら、やっぱり戻ってきた」
 久しぶりに帰省した和彦を、あたかも予見していたかのように出迎える双子の妹、繭と絹。二人は一卵性双生児なのだが、お互いの顔立ち以上に小黒の女特有の「異質さ」が似ている。小黒家は特殊な女系一族で、代々女だけに伝えられ、守られてきた秘密がある。それが、妹たちを異質な存在にしているのだ。
 そして、その秘密は小黒家だけでなく、繭里庄全体をも支配してきた。逆らえば、呪われる。裏切れば、祟られる……。恐怖で村人を支配するその力こそ、小黒家が信仰する──オグロサマなのだ。
 和彦の首にできた奇怪な痣。小黒家の事業への融資を渋った銀行員の変死。それから、立て続けに村で起こる怪事件の数々……。小黒家の異常な慣習と黒い歴史の中心にいるオグロサマとは、いったい……?

 業界初のマルチ・シナリオ・ノベルとして話題を集めたオグロサマを、『黒の玉繭編』『朱の絹織編』『白のくくり糸編』『黄金の木編』の4編にまとめて同時リリース。それぞれ連載当時には選択されなかった未発表のストーリーを幻のエンディングとして巻末に掲載!

 この血塗られた物語には、まだアナタの知らない謎がある……。
 
 
 
  ▶タイトル:渋谷呪殺堂
  ▶著者:梅津裕一
  ▶発行日:2008年6月5日
   
  商品解説
   
   自殺した由佳の最後の手紙。そこには「一人の男を呪い殺してもらうよう、渋谷のある店に依頼してほしい」という内容の遺言が綴られていた。
 自称地味な女子高生の加藤瞳は、手紙に添えられた地図を頼りに、不慣れな渋谷の街へと足を運ぶ。行き先はアンティーク・ショップ「寿刹堂」。由佳によれば、そこは裏で「呪殺堂」と呼ばれる、憎い相手を呪い殺してくれる店らしい。
 どうせ単なる都市伝説だろうと半信半疑の瞳だったが、地図が示す路地裏の一画に、その店はあった。実は、瞳には人が死んだ場所や怨念のこもった場所を見抜く霊感がある。その感覚が「ここは絶対によくない場所だ」と拒絶する。だが、死んだ友人の無念を晴らすためと、瞳は意を決して店内に足を踏み入れた。
「いらっしゃい」
 若者とも老人とも知れぬ低い嗄れ声。振り返ると、幽鬼じみた白髪に、仮面のような無表情、そして右目だけが青い虹彩異色症《ヘテロクロミア》の眼。そこには、一種異様な容貌と空気を持つ呪殺堂店主「水無月」がいた。水無月に底知れぬ禍々しさを感じつつも、しだいに彼の世界に引き込まれていく瞳。この男なら、本当に由佳の無念を晴らしてくれるかもしれない。そう思った瞳は、改めて水無月に呪殺を依頼する。呪いの本当の恐ろしさを、知りもせずに……。
 奇才・梅津裕一が「呪い」の真の恐怖を現代社会の闇からえぐる、異色の書き下ろしホラー!
 
 
 
  ▶タイトル:猫鳴村のダキニ 上・中・下巻
  ▶著者:梅津裕一
  ▶発行日:2007年3月29日(上巻) 4月5日(中・下巻)
   
  商品解説
   
   インターネット上に氾濫する様々な噂のひとつ、地図上にはない東北地方の山間部に存在するという廃村──「猫鳴村」。ネットの情報を頼りに、そこへ弘樹たち四人の大学生が足を踏み入れた。
 この村には大量殺人や食人の習慣、旧陸軍の秘密基地が存在したとの噂があり、村に潜入したオカルト好きの若者が行方不明になって、生還した者もやがて狂死したという。こんなことは噂に尾ひれがついたものだろうと思っていた……。しかし、目前にそびえる黒い鳥居を前に、先ほどから弘樹は震えが止まらない。
 廃屋の風呂場で見た天井にまで及ぶ赤黒い血とおぼしき飛沫、黒い何かの影、濃霧の中で見た巨大な藁人形──ここは尋常ではない。一刻も早く引き返さなくては……その時、遠くから人の悲鳴が聞こえる。声を頼りにたどり着いた木造校舎で、弘樹たちは心神喪失状態の若い男を発見する。男の髪は根元が白くなり、左手の指はすべて切断されていた。意味不明な言葉を無気味に口走るその男は、半狂乱の様相で校舎の外へ走り去ってしまう……しかし、男は一冊の古びたノートを落としていった。それは猫鳴村で生まれ育った人物によって書かれたこの村の回顧録だった。
 それにはこの村で行われるある「儀式」について克明に記されているのだが……。そこから読み解けるのは、ある恐るべき行為であった。ノートを囲んで恐怖に沈黙する若者たち。その静寂を破ったのは「パン!」という渇いた銃声の音だった……!
 
 
 
  ▶タイトル:安楽死館 前・後編
  ▶著者:梅津裕一
  ▶発行日:2007年3月22日(前編) 6月28日(後編)
   
  商品解説
   
   高校生の新一が目覚めたのは「安楽死館」という名の洋館。屋敷には7種の自殺用装置が用意された部屋があり、招集された新一を含め7人の自殺志願者には、そこで7日以内に安らかに自殺する権利が与えられていた。そして7日過ぎても生存している人間には、むごたらしい苦痛に満ちた生が待っているという。
 自殺用装置を使って一日に自殺できるのは一人だけ。そして、一日が経過するごとに、死の際の恐怖と苦痛は大きくなるらしい。彼らを待ち受ける恐怖の7日間とは……?
 
 
 
  ▶タイトル:キオクシ
  ▶著者:梅津裕一
  ▶発行日:2006年4月20日
   
  商品解説
   
  「……いったいここはどこなんだ?」気がつくとそこは廃虚だった。自分の名前から生い立ちまで、なぜか全てを思い出せない。やがて廃虚の中で「俺」と同じく、過去の記憶を一切なくした人たちと出会う。鍛え上げられた体をもつ巨漢のザトウ、秀才タイプのメガネ、繊細そうな美人のオジョウ、そして謎の少女……。
 連れ立って廃虚を探索するうちに、不意に異臭に気付く。それも肉の腐ったような臭い……。
 異臭の先にあったものは、スチールデスクにもたれ掛かるように静止している人間の死体だった。「キャー!!」絶叫するオジョウ。全身に蛆が湧き、強烈な腐臭を発している死体の口に紙が挟んであるのに気付いたのはザトウだった。「……なんだこりゃ」その紙には死体以上の強烈なメッセージがあった。
「キオクシの世界へようこそ/このたびは、当オニオン・コーポレーションの主催する多人数参加型ゲーム、「キオクシ」に参加して頂き、まことにありがとうございます。キオクシは、恐怖とサスペンスを味わうためのゲームです。あなたはゲームの途中、さまざまな困難と恐ろしい体験をいくつも経験することができるでしょう。さて、キオクシに参加した時点で、あなたがたの脳内からは特定の記憶が消されております。あなたがたは、ゲームの参加者のなかから、あなたたちの記憶を消した人物、すなわちキオクシを見つけ出さなければなりません。キオクシはあなたの敵です。キオクシを見つけだすことが、このゲームの目的です。この哀れな死体のようになりたくなければ、くれぐれも仲間の行動には注意することです……」
 ……記憶を失った「俺」はこの世界から無事に抜け出すことができるのか? そして「キオクシ」とはいったい?
 鬼才・梅津裕一が描く戦慄の超感覚ダークホラー!